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COLUMN コラム

名画から選んだ美しい英語

2018.01.15

名画から選んだ美しい英語 (137)

原島 一男

“They say geniuses pick green. But you didn't pick it.” 
「‘りこうな人’はグリーンを選ぶそうだが、きみは選ばなかった」 
(ミート・ザ・ペアレンツ)

 映画の中で話されている、上品で丁寧なフレーズをそのまま紹介する連載。
 シカゴで看護士をしているグレッグ(ベン・スティラ?)と小学校の先生パム(テリー・ポロ)は恋人同志。
 グレッグはパムの両親から結婚の承認を得ようと彼らの住む東海岸のロードアイランドへ。空港からレンタカーで彼女の家へ到着します。
 そこで、父親のジャック(ローバート・デ・ニ?ロ)とはじめて会うのですが、その父親が玄関で発した最初の言葉とは!

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JACK: What are you driving there? A Ford? 「何に乗って来たの?フォードか?」
GREG: Yeah, it's a Taurus.         「ええ、ト?ラスです」
JACK: Interesting color.  You pick it?   「おもしろい色だ。きみが決めたの?」
GREG: No, the guy at the counter. Why?   「いや、カウンターの人が。なぜです?」
JACK: They say geniuses pick green.    「‘りこうな人’はグリーンを選ぶそうだが、
      But you didn't pick it.        きみは選ばなかった」

-「ミート・ザ・ペアレンツ」(Meet The Parents  2000年 監督:ジェイ・ローチ 脚本:ジム・ハーツフェルド,ジョン・ハンバーグ)

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・ a Ford/a Taurus = クルマの名前を言うときには、a  をつける
・ You pick it? =  Did you pick it?
・ they say ~ = 人々が言うところでは 
・ geniuses (複数)= 天性、素質、天才的素質 → この場合は、利口な人

 愛している人にプロポーズしようとして相手の両親に会うときのことを想像してみてください。もう結婚している人は、過去の経験を思い出してみてください。
 ママは優しい母親だが、問題はパパ。婿に対する査定眼はキビしく、元 CIA の職員ジャック(ロバート・デ・ニ?ロ)はグレッグを‘うそ発見機にかけるほどでした。
 まったく思いもよらぬ展開にグレッグはどう切り抜けるのでしょうか?


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原島 一男

Kazuo Harashima

PROFILE

一般社団法人内外メディア研究会理事長、ノンフィクション作家。慶應義塾大学経済学部卒業。ボストン大学大学院コミュニケーション学科に留学後、1959年NHKに入局。国際局で英語ニュース記者・チーフプロデューサーを務める。定年退職後、山一電機株式会社に入社、取締役・経営企画部長などを務める。現在、英語・自動車・オーディオ関連の単行本や雑誌連載の執筆に専念。日本記者クラブ・日本ペンクラブ会員。『店員さんの英会話ハンドブック』(ベレ出版)、『オードリーのように英語を話したい!』(ジャパン・タイムズ)、『なんといってもメルセデス』(マネジメント社)など、著書多数。

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