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COLUMN コラム

名画から選んだ美しい英語

2017.04.07

「名画から選んだ美しい英語」(128)

原島 一男

“Should it not be a wonderful, romantic moment?”  
「心ときめくロマンチックな瞬間のはずでは?」 
(シュレック)

映画の中で話されている、上品で丁寧なフレーズをそのまま紹介する連載。
人里離れた森の中で沼のほとりに暮らしている怪物シュレックは、みにくい姿とは裏腹に優しい心の持ち主です。
その国に君臨するのはファークアード卿という貴族。そして彼が選んだ花嫁はドラゴンの城に囚われている美しいフィオナ姫でした。

姫の救出役を命じられたシュレックは、ドラゴンを退治して、フィオナ姫の前に。

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SHREK: Are you Princess Fiona?        「あんたがフィオナ姫?」
FIONA:  I am. Awaiting a knight                「そうよ。私を救い出しに
            so bold as to rescue me.          来てくださる勇敢な騎士を待っているの」
SHREK:  That's nice. Let's go!        「そりゃよかった。さあ。行こう」
FIONA: But wait, Sir Knight!         「待って、騎士さま!
    This is our first meeting.         私たちの 最初の出会いよ。
          Should it not be a wonderful,      心ときめく、ロマンチックな瞬間
    romantic moment?               ではないのかしら?」
SHREK:  Sorry, lady. There's no time.        「悪いな、お嬢さん。時間がない」

-「シュレック」(Shrek 2001 監督:アンドリュ?・アダムソン、ヴィッキー・ジェンソン 
  脚本:テット・エリオット、テリー・ロッシオ)
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‘おとぎ話’は、いつでも、どこでも、夢と想像の世界。
‘運命の出会い’を待ち望んでいたフィオナ姫はシュレックの姿を見て、失望を隠せません。
それでも、シュレックの指示に従い、ドラゴンの城から無事に安全な場所に連れて行かれます。

この出会いで、フィオナ姫は ”Should it not be a wonderful, romantic moment?” と、いかにも貴族的な上品な表現を使っています。
シュレックは ”Sorry, lady. There's no time.” とカジュアルで日常的な表現を使っています。
ところで、フィオナ姫は、呪をかけられているので美しい容姿は日中だけ。日が沈むと醜い姿になってしまいます。
ところが、朝がきてもその朝はどうしたわけか、醜い姿のまま。彼女はびっくりして言います。

“I…I don't understand. I'm supposed to be beautiful.”  「あら、わからないわ。私、きれいなはずなのに」
“But you are beautiful.”               「いや、あなたはきれいだよ」

それでも、シュレックは優しく「あなたはきれいだ」と言っています。

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シュレック

原島 一男

Kazuo Harashima

PROFILE

一般社団法人内外メディア研究会理事長、ノンフィクション作家。慶應義塾大学経済学部卒業。ボストン大学大学院コミュニケーション学科に留学後、1959年NHKに入局。国際局で英語ニュース記者・チーフプロデューサーを務める。定年退職後、山一電機株式会社に入社、取締役・経営企画部長などを務める。現在、英語・自動車・オーディオ関連の単行本や雑誌連載の執筆に専念。日本記者クラブ・日本ペンクラブ会員。『店員さんの英会話ハンドブック』(ベレ出版)、『オードリーのように英語を話したい!』(ジャパン・タイムズ)、『なんといってもメルセデス』(マネジメント社)など、著書多数。

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