株式会社リンググローバルソリューション

グループサイト

文字サイズ

  • 小
  • 中
  • 大
  • お問い合わせ・資料請求
  • TEL:03-6867-0071
  • JAPANESE
  • ENGLISH

COLUMN コラム

名画から選んだ美しい英語

2019.02.04

名画から選んだ美しい英語(150)

原島 一男

“It'll come back to me. It's like riding a bicycle.”
「思い出しますよ。自転車に乗るようなものですから」
(麗しのサブリナ)

映画の中で話されている、上品で丁寧そして役立つフレーズをそのまま紹介する連載。
オードリ−・へプバーンのハリウッド第2作「麗しのサブリナ」の一場面。
ビジネスのことだけしか興味のない中年男性が20そこそこの娘とデートすることになりました。
ライナス・ララビイ(ハンフリー・ボガード)とその父親との会話です。
デートの相手は運転手の娘サブリナ(オードリー・へプバーン)。
父親は、かたぶつのライナスが若い女性をちゃんと扱えるかどうかを心配しています。
ライナスは’昔取ったきねづか(柄)’で「自転車にのるようなもの」と言っています。

----------------------------------------------------------------------------
OLIVER  Could you use this,            「ヨットで夕日のなかを行くときに、
    sailing into the sunset?          これを使えない?」
LINUS    I wish I were dead with my back broken. 「背骨でも折って死んでしまいたいな」
OLIVER  Just a thought.              「ちょっと思いついただけだよ」
LINUS    Hey, music might help.          「そうだ、音楽があればいい。
     Seems to me I had a portable phonograph  大学へ入学したばかりの頃の
      from my freshman days.          ポータブル蓄音機があったような気がするな」
OLIVER   I only hope you remember         「女の子とどう付き合うか
     what to do with a girl.            覚えているでしょうけど」
LINUS:    It'll come back to me.         「思い出しますよ。
      It's like riding a bicycle.           自転車に乗るようなものだから」

-「麗しのサブリナ」 (Sabrina 1954年 監督:ビリイ・ワイルダー 
脚本:サミュエル・テイラー、ア−ネスト・レーマン、ビリイ・ワイルダー)  
----------------------------------------------------------------------------

ハンフリー・ボガードとウィリアム・ホールデンはアメリカ語、へプバーン親子はイギリス語。
また、パリではフランスなまりの英語も聴こえてきます。
ここで紹介するのは、アメリカ人の父親と息子の会話ですが、
この映画でアメリカ語と英語の発音や表現の違いを知ることができます。
それから、ビリー・ワイルダー独特の会話運びを聴いているだけで、英語の奥の深さを知ることができます。

・“I wish I were dead.” =  「死んでしまいたい」 
  I wish I  + 過去形 は、「〜できるといい」とほとんど可能性のないことを表す常套句。
(eg. “I wish I could“  「できれば、そうしたいのですけど」(相手から何かに誘われた時などの断りの表現)
   “I wish I could have a date with her.”  「彼女とデートできればなあ」(自分の願望を端的に述べる時)
   “I wish I could speak English like you.”  「あなたのように英語を話したいな」

・“Just a thought.” = 「ちょっと思いついたことです」(軽いあいづち)

・“Music might help.”  = 「音楽があれば助かるでしょう」 →「音楽があればいい」

・I only hope you remember ~  =「〜を覚えていると思いますけど」 →「〜を覚えているでしょうけど」

・what to do with a girl   = 少女の扱い方をどうするか       

・my freshman days = 大学1年生のころ 
    (freshman(大学1年生)/sophomore(2年生)/junior (3年生/senior (4年生))

・a portable phonograph = a portable record player (ポータブル・レコードプレーヤー)

・“It'll come back to me.” = “It will come back to me.”「思い出します」

・It's like ~ =「ちょうど 〜 のようです」
  (eg. “If you smile, it's like the sun coming up!
 「あなたが微笑むと、ちょうど太陽がのぼるようです!」
                                 - 「荒馬と女」     (The Misfits 1961)
       “It's like killing two birds with one stone.”
 「“一石二鳥”のようなものです」 - 「恋人たちの予感」(When Harry Met Sally... 1989)


原島一男著「映画のなかのちょっといい英語」  (麗澤大学出版)好評発売中
原島一男著「心をなごませる感じのよい英会話」(ベレ出版) 好評発売中
原島一男著「単語で通じる英会話」            (ベレ出版) 好評発売中

原島 一男

Kazuo Harashima

PROFILE

一般社団法人内外メディア研究会理事長、ノンフィクション作家。慶應義塾大学経済学部卒業。ボストン大学大学院コミュニケーション学科に留学後、1959年NHKに入局。国際局で英語ニュース記者・チーフプロデューサーを務める。定年退職後、山一電機株式会社に入社、取締役・経営企画部長などを務める。現在、英語・自動車・オーディオ関連の単行本や雑誌連載の執筆に専念。日本記者クラブ・日本ペンクラブ会員。『店員さんの英会話ハンドブック』(ベレ出版)、『オードリーのように英語を話したい!』(ジャパン・タイムズ)、『なんといってもメルセデス』(マネジメント社)など、著書多数。

このコラムニストの記事一覧に戻る

コラムトップに戻る