株式会社リンググローバルソリューション

グループサイト

文字サイズ

  • 小
  • 中
  • 大
  • お問い合わせ・資料請求
  • TEL:03-6867-0071
  • JAPANESE
  • ENGLISH

COLUMN コラム

名画から選んだ美しい英語

2019.05.07

名作にみる美しい英語(153)

原島 一男

‘What do we have for lunch?’ 
「お昼のランチは何があるの?」
(移動祝祭日)

 小説や映画などの名作から選んだ美しい英語を紹介する連載。
 そのフレーズが生まれた時代を色濃く伝え、使った人の気持ちを具体的に表します。
 それをじっくり観察することで、あなたの今の英語を鍛えあげましょう。

 1920年代にアーネスト・ヘミングウェイがパリに住んでいた頃の作品「移動祝祭日」から。
  ハドリー夫人はいつもヘミングウェイのことを Tatie という愛称で呼んでいました。

‘I’m very hungry,’ I said.    私は「お腹がペコペコ」と言った。
‘I worked at the cafe               「カフェ・クレームで
on a cafe creme.’                      仕事してたから」
‘How did it go, Tatie?            「お仕事は進んだの、タティー?」
‘I think all right. I hope so.    「うん、うまく行った。そう思いたい。
What do we have for lunch?’     お昼のランチは何があるの?」
‘Little radishes, and good foir de veau 「少しのラディッシュ。それと、
with mashed potatoes          マッシュ・ポテロ添えの
                  美味しいフォワ・ド・ヴォー、
and an endive salad. Apple tart.’         それから、エンダイヴ・サラダ。
                  それにアップル・タルト」

-「移動祝祭日・シェークスピア書店」アーネスト・ヘミングウェイ
(Shakespeare and Company /A Moving Feast by Ernest Hemingway)

・フォワ・ド・ヴォー = 子牛のレバー
・エンダイヴ・サラダ = チコリのサラダ 

 次は、サマーセット・モーム「昼食」から。テーブルを挟んでいるのは知り合いの女性。

‘I never eat anything for luncheon.’ 「私、ランチは何も食べませんけど」 
‘Oh, don’t say that!’               「まあ、そうおっしゃらずに」 
‘I never eat more than one thing.          「一品以上は食べません。 
  A little fish, perhaps.                     たとえば、お魚でも少し、    
  I wonder if they have any salmon.’       サケはあるかしら」
     
-「昼食」(Luncheon by Somerset Maugham 1874-1965)

・‘I wonder if ~ ‘  は、’~かどうか思い巡らす’という意味。
  ‘I’m wondering if ~  ‘と現在進行形を使うこともあります。
これに続く they はレストランのこと。


 代わって、映画「アバウト・ア・ボーイ」から、レストランで食事を注文する場面。

MARCUS: I’ll start with the artichoke, please. 「最初にアーティチョークを。
                     それから、
  Then, I’ll have a mushroom omelette      マッシュルーム・オムレツと
  with fries, and a Coke.       フレンチフライ。それに、コーク」 
                      

FIONA: I’ll have… the vegetable platter.  「私は野菜の盛り合わせ」
MARCUS: We’re vegetarians.      「ぼくたち、菜食主義なんだ」
WILL: I’d never have guessed.      「知らなかったなあ。
 Um, steak sandwich, please, mate. Thanks. 
                あの、、、ステーキ・サンドをお願い」

-「アバウト・ア・ボーイ」(About A Boy  2002 監督:ポール・ウェイツ/クリス・ウェイツ)

・I’d never have guessed.  
= 考えたこともなかっただろうに → 相手の言葉に反対を唱える仮定法
・mate = 主にイギリス、オーストラリアで使われる男性への呼び掛けの言葉。

 注文するとき、メニューに書いてあるので the をつけています。とはいえ、ものによっては、a をつけたり、何もつけない場合もありますから、それほど意識しないでいいでしょう。また、please と thanks をつけると丁寧な言い方になりますから常用しましょう。

 最後は映画「恋人たちの予感」から、

WAITRESS: What can I get you?     「何をお持ちしましょうか?」
HARRY: I'll have the Number Three.    「定食の3番」
SALLY: I'd like the chef salad, please,    「シェフサラダをお願い。
   with the oil and vinegar on the side.   オイルとビネガーは別に。
   And the apple pie a la mode.     それにアップルパイ・アラモード」
--「恋人たちの予感」(When Harry met Sally… 1990 監督:ロブ・ライナ−)

・「別のお皿で」と頼むときには、on the side             

原島一男著「心をなごませる感じのよい英会話」(ベレ出版) 好評発売中
原島一男著「単語で通じる英会話」      (ベレ出版) 好評発売中
原島一男著「映画のなかのちょっといい英語」(麗澤大学出版)好評発売中

原島 一男

Kazuo Harashima

PROFILE

一般社団法人内外メディア研究会理事長、ノンフィクション作家。慶應義塾大学経済学部卒業。ボストン大学大学院コミュニケーション学科に留学後、1959年NHKに入局。国際局で英語ニュース記者・チーフプロデューサーを務める。定年退職後、山一電機株式会社に入社、取締役・経営企画部長などを務める。現在、英語・自動車・オーディオ関連の単行本や雑誌連載の執筆に専念。日本記者クラブ・日本ペンクラブ会員。『店員さんの英会話ハンドブック』(ベレ出版)、『オードリーのように英語を話したい!』(ジャパン・タイムズ)、『なんといってもメルセデス』(マネジメント社)など、著書多数。

このコラムニストの記事一覧に戻る

コラムトップに戻る