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COLUMN コラム

ベトナムビジネスで見た景色

2018.10.01

【ベトナムビジネスで見た景色(45)】国家主席逝去と日本企業への影響

小川 達大

 9月21日、ベトナムのチャン・ダイ・クアン国家主席の逝去が報じられました。26日、27日には葬儀が執り行われ、彼の故郷であるニンビン省キムソン群にて眠りにつきました。クアン国家主席は、1956年生まれ、1972年に革命に参加して以降、公安省と共産党の要職を経て、2016年に国家主席に就任しました(外務省ウェブサイトより)。

 国家主席という職は、党内の序列としては、書記長に次いで2位ということになっています。ベトナムは、いわゆる「共産党国家」という分類がされますが、書記長・国家主席、首相という3つの要職が兼任されることにないということが慣例化されており、比較的バランスを意識した体制(トロイカ体制)です。人選においても出身地方が意識されることも多く、そういった意味でもバランス重視の体制であります。

 国家主席は、英語表記ではPresidentということになり、元首として対外的・象徴的な活動をすることも多いですが、国会や政府の会議に出席するとともに、非常時には軍の統帥権者になりますので、大きな権力を持った存在です。

 一方で国内の政策については首相が中心になりますので、このたびのクアン国家主席の逝去により、ベトナムで活動する日本企業に対して、規制の変更などの大きな影響があることはなさそうです。葬儀が執り行われた9月26日27日はベトナム国内での娯楽が禁止されていた、ということはあります。

 なお、クアン氏が在任中に逝去されましたので、国家副主席のダン・ティ・ゴック・ティン氏が国家主席職務代行に就いています。

それでは、ヘンガップライ!

小川 達大

Tatsuhiro Ogawa

PROFILE

経営戦略コンサルティング会社Corporate Directions, Inc. (CDI) Asia Business Unit Director。同ベトナム法人General Director、同シンガポール法人Vice Presidentを兼任。 日本国内での日本企業に対する経営コンサルタント経験を経て、東南アジアへ活動の拠点を移す。以降、消費財メーカー、産業材メーカー、サービス事業など様々な業種の東南アジア展開の支援を手掛けている。ASEAN域内戦略立案・実行支援、現地企業とのパートナリング(M&A、JVづくり、PMI等)支援、グローバルマネジメント構築支援など。日本企業のアジア展開支援だけでなく、アジア企業の発展支援にも取り組んでおり、アジアビジネス圏発展への貢献に尽力している。
CDI Asia Business Unit

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