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COLUMN コラム

名画から選んだ美しい英語

2016.10.24

「名画から選んだ美しい英語」(122)

原島 一男

“Next summer you’ll be twenty, and then twenty-one, and then forty.”
「次の夏は20、次が21、そのあとは40ですよ」
(ピクニック)

映画の中で話されている、上品で丁寧なフレーズをそのまま紹介する連載。 アメリカ・カンザス州の夏の楽しみはピクニック。その日、職を求めて無一文でやってきたハル(ウイリアム・ホールデン)は、町一番の美人マッジ(キム・ノバック)に出逢います。そんなときに、マッジの母が遊び盛りの娘マッジにさとす言葉です。

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FLO:  A pretty girl doesn’t have long
- just a few years.
「女はきれいでいる時間は長くないのよ。
 ただの2~3年よ」
MADGE:  I’m only nineteen. 「私はまだ19だもの」
FLO:  And next summer you’ll be twenty, 
and then twenty-one, and then forty. 
「次の夏には20、
 それから21、そのあとは40ですよ」
MADGE:  You don’t have to be morbid. 「そんなに憂うつになることはないわ」

-「ピクニック」(Picnic 1955 監督:ジョシュア・ローガン 脚本:ダニエル・タラダッシュ)
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morbid = 不健全な/病的な

ピクニックの夜、マッジとハルが顔を見合わせて踊るシーン。
曲はムーン・グロウ。平和で豊かな1950年代アメリカの風物詩とも称される名場面として記憶されています。

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原島 一男

Kazuo Harashima

PROFILE
一般社団法人内外メディア研究会理事長、ノンフィクション作家。慶應義塾大学経済学部卒業。ボストン大学大学院コミュニケーション学科に留学後、1959年NHKに入局。国際局で英語ニュース記者・チーフプロデューサーを務める。定年退職後、山一電機株式会社に入社、取締役・経営企画部長などを務める。現在、英語・自動車・オーディオ関連の単行本や雑誌連載の執筆に専念。日本記者クラブ・日本ペンクラブ会員。『店員さんの英会話ハンドブック』(ベレ出版)、『オードリーのように英語を話したい!』(ジャパン・タイムズ)、『なんといってもメルセデス』(マネジメント社)など、著書多数。

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