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COLUMN コラム

Top Management View for Global

2016.11.8

第1回 Global HR Forum Japan 2016実施

一色 顕

先日10月12日、東京・秋葉原のアキバプラザにて弊社主催イベント『Global HR Forum Japan 2016』を実施しました。

「日本企業のグローバル化にむけ、人材開発・組織開発の視点で今、何に取り組むべきか」というテーマを掲げたイベントの当日の来場者数は240名を超え、終日会場は盛況となりました。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

当日の登壇者として、グローバル人材開発研究の第1人者の早稲田大学・白木教授、グローバルHR施策のリーディングカンパニーである武田薬品工業様、矢崎総業様、サントリー食品様、ヤマハ発動機様の人事の方、タイでHRコンサル業を展開するAsian Identityの中村社長、アマゾンジャパン合同会社の人事ディレクターを務めている竹村氏、IMD北東アジア代表の高津様、現在、文部科学省でトビタテ!留学ジャパンプロジェクトを進めている船橋様といった方々にご協力いただき、1日で18のコンテンツを実施しました。
ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。

⇒詳しくは当日のパンフレットを是非ご確認ください

私自身もいくつかのプログラムのモデレーターを務め、登壇者の方々と共に、今、日本企業が抱えているグローバル人事上の課題、海外現地法人のマネジメント課題などをテーマにトークセッションを行いました。

改めて痛切に感じたことは、「リアル」を掴むことの大切さと、「俯瞰的・体系的に考える」ことの重要性。
経営目線が強くなり現場から遠くなると、どうしても今おきていることの「リアル」を掴まず、理屈や過去慣性で物事を判断しがちです。一方で現場に寄りすぎてしまうと、短視眼に陥り、局所的・場当たり的な動きが増えてしまいます。俯瞰的な視点やフレームワークを持った上で、現場のリアルを掴むことが、課題を本質的に解決に導く第一歩だと思います。

日本企業のグローバル化を考えるのであれば、海外現地法人の強化と共に、日本本社の内なるグローバル化の推進も必要。駐在員のパフォーマンスを高めたいのであれば、赴任前だけではなく赴任後のサポート、さらには帰任後のフォローも必要。海外拠点の現地化を進めたいのであれば、現地ナショナルスタッフの育成と登用を進めると共に、自社のコアバリューの理解浸透も必要、といったように問題の本質は「間」にあるようです。

そういう意味でも、「グローバルHR」をイベントテーマの中心に置き、私たちリンクグローバルソリューションやリンクアンドモチベーションのソリューションだけでなく、事業会社様の取り組みや、海外現地法人に対してソリューションを提供している企業様のノウハウ、アカデミックな視点で研究されている方のナレッジ、これらを集めた「Global HR Forum」の取り組みは、今後も続けていかなければいけないと感じています。

セッションでも話がありましたが、やはり日本企業のグローバルでの存在感は、商品サービス市場においても、求職者が集う労働市場においても、急速に弱まってきています。各々の企業を支援すると共に業界を盛り上げ、日本企業全体のステータス再向上に向けて微力ながらも貢献していく所存です。引き続き皆々様からのご支援、お引き立てのほど、どうぞよろしくお願いします。

一色 顕

Akira Isshiki

PROFILE
早稲田大学卒業。新卒でソニー株式会社に入社。8年間の在籍中、TV部門のグローバルロジスティクス&プロキュアメント部門にてサプライチェーン構築を担当。後半4年間は、欧州向けTV開発・製造を担うソニースペイン・バルセロナ工場(社員:1,300人)に駐在。帰国後、株式会社リンクアンドモチベーションに転職。研修部門の運営責任者として講師育成・プログラム開発に携わるかたわら、自らも講師・ファシリテーターとして経験を積む。2010年、M&Aした会社のPMIに関わり同社の代表取締役に就任。2011年に同社の業容を拡大し、株式会社リンクイベントプロデュースに社名変更。4年間で売上高を3倍に伸ばす。2016年1月、株式会社リンクグローバルソリューション代表取締役社長に就任。

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