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お知らせ

2006年06月12日【異文化知識・異文化交流】
高コンテクスト文化と低コンテクスト文化の違いとは

 異文化コミュニケーションのなかでも、特に利害の絡むビジネス・コミュニ
ケーションでは、相手の言葉の背景にある価値観や行動様式、文化の違いなど
を理解することがどうしても必要になってきます。メッセージを伝えようとす
る人は「それを受ける人も自分と同じように解釈をしてくれるだろう」と安易
に期待しがちですが、そんな期待はものの見事に裏切られることはめずらしく
ないからです。
 そこでインテック・ジャパンの異文化コミュニケーション研修で、必ず説明
されるのが「コンテクスト文化の違い」です。エドワード・T・ホールという
アメリカの社会学者は、文化と言語において、世界には2つのコミュニケーシ
ョン・パターンがあると説いています。
 ひとつは高コンテクスト文化で、人間関係や社会習慣など、言語メッセージ
以外に依存する傾向が強いタイプのコミュニケーションを指します。詳しく説
明しなくてもお互いにわかりあえる、いわば「察しの文化」です。
 もうひとつは、低コンテクスト文化。こちらは言語が緻密性を持ち、言語以
外のものに依存しない傾向が強いタイプのコミュニケーションのことです。何
事も言葉にしないとわかりあえない「言葉の文化」といわれます。
 ホール博士によると、低コンテクストに位置するのがドイツ人、スカンジナ
ビア人、アメリカ人の順。逆に高コンテクストのグループには、アラブ人、中
国人、日本人となっていて、実は最も高コンテクストに位置するのが日本人な
のです。(高低コンテクスト図参照)
 高コンテクスト文化圏に位置する日本人が、低コンテクスト文化圏の人たち
と円滑なコミュニケーションをはかるためには、できるだけあいまいさを排し
た緻密な言葉遣いをすることが求められるのです。

高低コンテクスト

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