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COLUMN コラム

Global Recruiter's Eye

2016.11.01

韓国の就職活動と日本企業

小池 和美

先日、韓国での採用を希望されるクライアント様の仕事で、韓国の3大大学(ソウル大、高麗大、延世大)での就職イベントを実施してまいりました。
私が2009年ごろ、初めて韓国の大学での就職状況を調査・実施したときと比べ、ここ数年の韓国の大学における日系企業(本社採用)の採用活動は、急激に活発になったと感じています。要因としては様々あると思いますが、①日本国内での多様性ニーズ ②グローバル戦略に適した日本人以外の人材獲得 等をよく耳にします。
その中で最近韓国がクローズアップしている要因としては、「日本語専攻学生以外の日本語話者の多さ」「韓国若年層の失業率の高さ」「企業文化の日本との類似性」などが挙げられるかと思います。

最近は日本のニュースでも報道されていますが、現在韓国における若者(15〜29歳)の失業率:10.3%(2016年6月:韓国統計庁)。私が大学生たちと話をしていて感じる実感値はもっとひどく、韓国上位大学といわれる10位前後の大学学生でも、卒業までに就職が決まる学生は10名中4~5名くらいといった所感で、日本の新卒売り手市場では想像しがたい状況が飛行機に乗って東京から2時間前後の場所で起きているという実状です。

そういった状況から韓国の学生は大学時代にさまざまなインターンシップの経験など、社会に出て活きるであろうスキルを身につけようと必死です。もちろん「就職予備校」的な活動だけに偏ったり、就職を目指すだけのゴール設定になったりと様々な弊害はあるかと思いますが、そこで発揮される行動力、向上心、競争意識などは、日本で遭遇率の低い意識のある学生達だなと感心することもしばしばです。

こういった日本とはまた違う環境で育まれた力を束ねることは、これまた組織として大変な努力を要しますが、これを日本の企業で組織力に変えることができたら、本当のダイバーシティ、次の時代の強い「日本企業」が生まれるのでは、と感じる今日この頃です。

小池 和美

Kazumi Koike

PROFILE
大学卒業後、広告制作ディレクターとして約10年活動。その後、創立期の人事関連ベンチャー企業に参画し、海外事業立ち上げに従事。中国をはじめアジア各国のTOP大学、現地企業とのリレーションを構築、ビジネス展開を行う。2011年、アジア6地域のTOP大学生が競う国際ビジネスコンテスト「AJE(Asian Job Express ) Contest」を立ち上げ、現在当社で事業展開している外国籍採用コンサルティング事業の基礎を創る。2013年6月より事業提携パートナーであった株式会社リンクアンドモチベーションへ入社。2014年7月より株式会社リンクグローバルソリューションにグループ事業編成により移籍。現在、外国籍人材採用コンサルティングおよび国内外における当社事業開発に従事。

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