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COLUMN コラム

Global Recruiter's Eye

2016.12.06

「リーダーシップ」とらえ方の違い

小池 和美

秋もすっかり深まり、深まりすぎて真冬が一気にやってきたような東京ですが、11月は東京の皆さんより一足先に冬が満喫できる北京に約1週間ほど滞在しておりました。
北京の11月は急激に寒くなります。一律に決められた、政府管理で行われる温水による都市暖房が11月中旬から開始されますが、年によって、11月初旬に急な寒波で気温が下がると、都市暖房がまだ開始されておらず、ホテル内に居るのに寒い!という現象が起きます(居室は暖かいのですが、ロビーや共有部分が極寒なのです。)

また都市暖房以外の中国の暖房といえば、石炭による一般家庭用燃料「蜂窝煤(フォンウォメイ)」。中国の大気汚染の主な原因は、急激な自動車増加(現状ナンバー別走行規制を実施)、重工業企業の環境管理未整備等、複数の課題がありますが、この安価な石炭燃料による冬季暖房も、一役買っている、と言われています。
今回往路渡航の際も、「北京空港の濃霧(大気汚染の可能性大)で出発できません」とアナウンスが入り、約3時間フライトが遅延しました。
極寒、濃霧、大気汚染(ついでに渋滞!)と、なかなか冬の北京は厳しい環境だなぁ、とこの季節になると殊更感じております。

さて、タイトルと全く違うお話をしてしまいましたが笑
私は採用コンサルの仕事の中で多種多様な国の大学生と話をする機会に恵まれています。
その中でこれは面白いなぁ、と思った「リーダーシップ」のとらえ方の違いをお話します。
面接官のご経験のある方は、「リーダーシップの経験」を候補者に問われた経験をお持ちの方もいらっしゃると思います。
このリーダーシップの捕らえ方や力点が、国やエリア、教育によって異なる、と感じています。
ある所では「チーム内で脱落者を出さないためにフォローすること」、ある所では「本人の業務上の強みを知り、タスク分担を明確にすること」またある所では「皆の意思疎通を円滑にするためにコミュニケーションハブになること」「共通の目的をきちんと提示すること」等々。どれも間違っていないのですが、リーダーシップとマネジメントをごちゃ混ぜにしたような、その国での価値観、評価基準によって、同じ言葉でも捕らえ方が違うなぁ、考えさせられます。
大きな傾向として例えば、中国メインランドの大学生に一番多いとらえ方は「本人の長所を見つけ、役割分担を明確にすること」です。個のタスク力に重点を置き、リーダーというよりプロジェクトマネジメントの仕方に近い感覚の学生が多い。学生のコミュニケーションのとり方は全く違いますが、本件においては台湾の大学生も同じような印象を受けます。
シンガポールの学生は「共通の目的をきちんと提示すること」など目的統一の役割として認識している、と感じます。また韓国の学生は「チーム内で脱落者を出さないためにフォローすること」など、メンバーへ機会を平等に与えることを重視するようなとらえ方の方が多いな、と感じています。
単に言葉ひとつでも、その教育背景・評価基準等の違いによって傾向の差がでる。多様化組織において、言葉の定義や相手がそのように考える背景など、組織内で今一度すりあわせをしていくことで、組織内での期待値調整が適うと思いますので、ぜひお試しください。

小池 和美

Kazumi Koike

PROFILE
大学卒業後、広告制作ディレクターとして約10年活動。その後、創立期の人事関連ベンチャー企業に参画し、海外事業立ち上げに従事。中国をはじめアジア各国のTOP大学、現地企業とのリレーションを構築、ビジネス展開を行う。2011年、アジア6地域のTOP大学生が競う国際ビジネスコンテスト「AJE(Asian Job Express ) Contest」を立ち上げ、現在当社で事業展開している外国籍採用コンサルティング事業の基礎を創る。2013年6月より事業提携パートナーであった株式会社リンクアンドモチベーションへ入社。2014年7月より株式会社リンクグローバルソリューションにグループ事業編成により移籍。現在、外国籍人材採用コンサルティングおよび国内外における当社事業開発に従事。

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